EXHIBITION | TOKYO
マシュー・パラディーノ(Matthew Palladino)
「9LivesAutoSaveCat」
<会期> 2022年7月1日(金)- 8月28日(日)
<会場> NANZUKA 2G
<営業時間> *原則無休(営業時間は渋谷パルコに準じます)
この度 NANZUKA は、NANZUKA 2G と 3110NZ by LDH kitchen の 2 会場にて、アメリカ人アーティスト、Matthew Palladino(マシュー・パラディーノ)の新作個展を開催致します。本展は、パラディーノにとって日本で初めての展覧会となります。
パラディーノは、サンフランシスコ生まれ、California College of Arts を卒業し、現在はボリビアで制作活動をしております。これまで、 個展「Ouroboros」(Parnassos Literary Society, Dio Horia Gallery, 2018)や、Group Show, 「Punch」(Jeffrey Deitch Gallery, Los Angels, 2019)、「Paper/Plastic」(AishoNanzuka, 2017)など多数の展覧会を行っております。 また、その作品は、The Whitney Museum of American Art(NY)にも収蔵されています。
パラディーノの作品は、次元を通過する試みとして解釈ができます。若い頃に漫画やゲームのグラフィック的なイメージの影響を受けたパラディーノの作品は、グリッド状に整理された配置、グラフィカルなグラデーション表現、ビビッドな色彩、強制的な視点の平面化といった構造を意図的に採用します。果物、植物、置物、動物、キャラ、人影などが整理されて配置された幻想的な水彩絵画は、その緻密さゆえにデジタルの精度を私たちに連想させます。一方で、3DCG と3D プリントの技術を用いた半立体作品は、アナログとデジタルの境界を横断します。
今回の展覧会では NANZUKA 2G において、3D プリンターで制作された反立体作品のシリーズを発表します。量産された造形であることを強く印象付ける本作品は、ロボット型のネコを題材にしながら、シンプルな繰り返しの思考とクリエイティブな思考との遊びを表現しているかのようです。また、3110NZ by LDH kitchen における展示では、南米ボリビアでの生活を通して、パラディーノが新たな題材として好んで執着をしているサボテンを描いた水彩画のシリーズを発表します。
本展を皆様にご高覧いただけると幸いです。
NANZUKA 2G(ナンズカ2ジー)
https://nanzuka.com/ja
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 2階
tel:03-5422-3877