EXHIBITION | TOKYO
横山裕一(Yuichi Yokoyama)
「絵の具芸」
<会期> 2017年2月18日(土)- 4月18日(土)
<会場> NANZUKA
<営業時間> 12:00-19:00 日月祝休
このたび、NANZUKAは、横山裕一の個展「絵の具芸」を開催致します。本展は、横山が大学卒業後に描いた初期作品を中心に構成する回顧展となります。
横山裕一は1967年宮崎県生まれ、1990年に武蔵野美術大学油科を卒業、95年より漫画家としてデビューし、これまで『ニュー土木』(イースト・プレス、2004年)、『トラベル』(イースト・プレス、2006年)、『NIWA』(イースト・プレス、2007年)、『ベビーブーム』(イースト・プレス、2009年)、『アウトドアー』(講談社、2009年)、『カラー土木』(Picturebox/NanzukaUnderground、2011年)など多数の漫画本を出版しています。漫画のみならずそのカラフルなペインティングやドローイングを愛するファンは数多く、これまでに「横山裕一 ネオ漫画の全記録:わたしは時間を描いている」(2010年 川崎市民ミュージアム)、「これがそれだがふれてみよ」(兵庫県立美術館、2014)、「横山裕一×シュルレアリスム」(宮崎県立美術館、2014)、「横山裕一 <これをネオ壁画と呼ぶ> 集合する名士とけもの」( 京都国際マンガミュージアム、2015)、「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画 」(広島市現代美術館、2016)と多数の美術館における展覧会を開催するなど現代アートの文脈でも高い評価を受けています。
本展は、横山が大学卒業後の90年代初〜後半にかけて描いた板絵から構成されます。横山は当時これらの作品を描いては公募展に応募するも、落選が続く日々を過ごしていました。「一番安い素材だった」薄いベニア板に描かれているこれらの作品について横山は、先に行われた広島現代美術館での展覧会時に受けたインタビューで「絵画はもう終わりだと思い、かなり追い詰められていた。9回裏5点差くらいの感じ」と自虐的に回想していますが、25年の時を経た今、当時見向きもされなかった作品が放っている輝きに驚かされることでしょう。
2月17日(金)18:00より、作家を囲んでオープニングレセプションを開催致します。
本展を皆様にご高覧頂ければ幸いです。
NANZUKA(ナンズカ)
https://nanzuka.com/ja
東京都渋谷区渋谷2丁目17-3 渋谷アイビスビル B2階
tel:03-3400-0075