EXHIBITION | TOKYO
木村充伯(Mitsunori Kimura)
「匂い」
<会期> 2024年7月5日(金)- 8月7日(水)
<会場> KENJI TAKI GALLERY
<営業時間> 12:00-18:00 日月祝休
ケンジタキギャラリー 六本木 では、7月5日より木村充伯個展「匂い」を開催いたします。
人と動物の関係をテーマに「生死をつなぐもの」を探究してきた木村充伯。近年は、呼吸、匂い、音など、目に見えない微粒子や空気の振動に関心を寄せています。
新作は、臭覚からアプローチした作品群。果物と人の形態の中に日常の体験と大きな自然界の循環とを重ね、「匂いの記憶」や存在の気配を表現します。
2022年、人が段々とマスクを外し始めた頃、匂いが気になり出したという。スーパーを歩いている時に感じた、後ろの人の口からコーヒーの匂い、散歩している時に感じたいちじくの匂い。
今展では、「果物が動物に種子を運ばせるように、匂いも動物に運ばせるような展示」を試みる。
「見た目が果物の作品は、果物の中にひとのような果物が呼吸して匂いを口から出しています。見た目が人間の作品は、コーヒーの匂いから人間の気配を、他の動物の作品も、ユーカリからコアラの気配を、バナナからコウモリの気配を感じさせたいと思っています。その場で食べている匂いではなく、どこかで食べたものの匂いを。」
KENJI TAKI GALLERY ROPPONGI(ケンジタキギャラリー六本木)
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東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F ケンジタキギャラリー
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