EXHIBITION | TOKYO
岡﨑龍之祐(Ryunosuke Okazaki)
「Jomon Echoes in the Anthropocene」
<会期> Part1 : 2024年1月19日(金)- 2月11日(日)
Part2 : 2024年2月16日(金)- 3月10日(日)
<会場> NANZUKA 2G
<営業時間> 原則無休(営業時間は渋谷パルコに準じます)
この度NANZUKAは、NANZUKA 2G(渋谷区宇田川町 15-1 渋谷 PARCO 2 階)において、岡﨑龍之祐の個展「Jomon Echoes in the Anthropocene」を開催いたします。また、本展のキュレーションはAKIINOUEが担当いたします。
岡﨑龍之祐は1995年、広島県に生まれ、2021年東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了。現在も東京を拠点に活動しています。2021年9月と2022年3月にランウェイショーを開催、また、「LVMHプライズ 2022」のファイナリストに選出されるなど、これまで岡﨑はデザイナーとしてファッションシーンで活躍してきました。枠組みにとらわれない岡﨑の制作スタイルは、現代における新しいアートの可能性を見出します。
広島県生まれの岡﨑は、生まれ育った街がもつ歴史と自然を感覚しながら制作します。自身にとっての作品作りは、その歴史と自然に敬意を表した儀式や祈願の行為に似ていると岡﨑は語ります。本展で発表される「JOMONJOMON」シリーズは、約一万年の悠久ともいえる「縄文時代」が由来です。その時代に生きた人々が、自然に対する畏怖を感じながらも共生し、恩恵を受け、祈りを込めながら作られていた「縄文土器」を想起させる作品群は、うねうねとした曲線や装飾を携えた形作りが特徴的です。また、シンメトリーのその造形は、小さい頃から身近にあった厳島神社の大鳥居の秩序と意志を意識しています。 現代的な素材を用いながら空気を包括するような構造は、この人新世時代 (the Anthropocene Era) における縄文の精神を受け継ぎ、今なお続く戦争や病い、自然災害に対する祈りを象徴しているようにも捉えられます。
本展「Jomon Echoes in the Anthropocene」は、前編、後編に展覧会を分け、前編(Part1)では小型作品約8点を、後編(Part2)では大型作品のインスタレーションをそれぞれ発表いたします。
また、アーティストを囲んで、1月19日(金) 18:00 – 20:00 にオープニング・レセプションをNANZUKA 2Gにて開催致します。 皆様にお楽しみいただけると幸いです。
NANZUKA 2G(ナンズカ2ジー)
https://nanzuka.com/ja
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 2階
tel:03-5422-3877