EXHIBITION | TOKYO
内藤京平(Kyohei Naito)
「Homo sapiens sapiens」
<会期> 2017年1月27日(金)- 2月12日(日)
<会場> Bambinart Gallery
<営業時間> 12:00-19:00 月火休
このたびBambinart Galleryでは、内藤京平 個展「Homo sapiens sapiens」を開催いたします。内藤京平(1989年、東京都生まれ)は2015年東京芸術大学を卒業、今春、東京藝術大学大学院 油画技法材料研究室を修了予定で、本展が初個展となります。
内藤の作品はいくつかのテーマによって分けることができます。主に家畜が登場するシリーズ、偉人を描いたシリーズ、そして今回ご紹介する西洋絵画とシンプルな線を組み合わせて描いた作品のシリーズです。ヤン・ファン・エイクやデューラー、ミケランジェロから無名作家まで古典を参照し、大胆にトリミングして描いた身体の一部に、古代の壁画の線刻をイメージした単純な線を組み合わせた絵画は、コミカルでありながら同時に不気味さも漂わせ、人間のおかしみや不条理さといった本質が描かれています。またシンプルな線描は日本古来の素朴表現をも思い起こさせ、西洋の古典絵画と組み合わせた結果、いくつかの時代や背景を持つ表現が交じり合い、トリミングや構図の妙が相まって現代性を生み出しています。
「古代から現代にいたるまで、ちょっとした口の緩みや、視線の流れ、言葉だけでは伝わらない表情による心理描写はかず多く残されています。その描写された箇所を抜き出し、少し手を加えたり、構図を変えたりすることで、画面に大きな変化をもたらすことができます。それは実際の人間関係や、物事の関わりに見られる現象と似ており、人間の起源や本質的な部分、他者との関係、自らを取り巻く環境に想いを巡らせながら、感じたことを絵画に置き換えて思考しています。 内藤京平」
2016年から2017年にかけて制作されたペインティング8点とドローイングをご紹介しています。どうぞご高覧ください。
Bambinart Gallery(バンビナートギャラリー)
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