EXHIBITION | TOKYO
五木田智央(Tomoo Gokita)
「Holy Cow」
<会期> 2017年3月18日(土)- 4月15日(土)
<会場> Taka Ishii Gallery (complex665)
<営業時間> 12:00-19:00 日月祝休
タカ・イシイギャラリーは、3 月 18 日(土)から 4 月 15 日(土)まで、五木田智央の個展「Holy Cow」を開催いたします。タカ・イシイギャラリーでは 5 年ぶり 3 度目となる本展では最新作 15 点のペインティング作品を展示いたします。
「ドローイングを知り尽くす五木田智央は、2005 年、ファウンド・フォトを基にしたグワッシのペインティングに転じた。用いる色はシャープな白とベルベットのような黒、そしてグレーの無数の諧調のみである。その作品群は、観るものを不安にさせる強烈な視覚的インパクトを放つ。」
「過ぎた時代のグラマラスな魅力、不気味な光、曖昧な感情、そして観るものを欺く仕掛け。これらを有する五木田の作品群は、まさにリッチというほかはない。」
ロバータ・スミス ニューヨーク・タイムズ紙 2016年10月21日
五木田はその活動初期から、60 年代、70 年代のアメリカのプロレスやメキシコのポルノ雑誌など、古い印刷物や写真からインスピレーションを得て作品を制作してきました。コラージュ的に構築していくその思考・手法は、ドローイング作品に限らずペインティング作品の制作においても特筆すべき創作の原点といえます。グラデーションの光とメタリックな影、細部の描写とシンプルな描線、テクスチャーとコントラストやトーン、また部分的にデフォルメされた歪みなど、多彩な表現は画題と同様に作品の重要な要素となります。豊かな視覚言語は描かれるキャストや場面設定から連想される物語と共謀し、観る者をその洗練された絵画世界へと引き込みます。
本展ではキャンバスに白黒のグワッシュで制作された、さまざまな画題とスケールのペインティング作品 を発表します。五木田はこれらの新作に、これまで主に紙のドローイング作品で扱ってきた主題や手法を取り入れています。「記念撮影」「ベッドに座る女」「付け髭女王」「抱擁」など、作品タイトルもまた五木田作品の魅力の一つと言えるでしょう。今回三階のギャラリースペースに加え、一階のビューイングスペースでも展示を行います。この機会に五木田智央の最新作をぜひご高覧ください。
Taka Ishii Gallery (complex665)(タカ・イシイギャラリー)
https://www.takaishiigallery.com/jp/
東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F
tel:03-6434-7010