EXHIBITION | TOKYO
「ハイレッド・センター」
<会期> 前期:2017年6月23日(金)- 7月13日(木)/ 後期:2017年7月15日(土)- 8月5日(土)
<会場> Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
<営業時間> 12:00-19:00 日月祝休
2017 年 6 月 23 日(金)より、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku にて、ハイレッド・センター展を開催いたします。
ユミコチバアソシエイツでは、毎年高松次郎の命日に合わせて高松が行ってきた制作活動を紹介し続けてきました。本年は、高松次郎が作家として制作を開始した初期に、自身の作家活動と同時に行ったハイレッド・センターによる活動の一部を紹介します。
ハイレッド・センターというグループ名は、それぞれの姓の頭文字であるの「高」=「ハイ」、「赤」=「レッド」、「中」=「センター」を組み合わせてつけられました。正式な結成は、1963年5月の「第5次ミキサー計画」とされていますが、実質的にはその活動は前年12月の「山手線のフェスティバル」の頃より開始されていたと言えましょう。ハイレッド・センターとして行われた期間は短い間ではありましたが、「第6次ミキサー計画」「不在の部屋」「ロプロジー」「シェルター計画」「大パノラマ展」「ドロッピングイベント」「首都圏清掃整理促進運動」などのイベントを次々と実現していきました。
秘密結社的な匂いをまとった行動の一方で、銀座の路上やJRの電車の中やホーム、駅周辺といった公的な場や機関を利用したり、ホテルやビルの屋上などの日常的な場所で非日常亭な行為を行ったりと、美術ジャーーなリズムだけでなく当時の新聞や一般誌などにも取り上げられ、社会の注目を集めました。ハイレッド・センターと名乗っていましたが、メンバーは流動的で高松・赤瀬川・中西の他に和泉達もメンバーとして活動を共にしており、イベントごとに新たにメンバーが加わることもありました。
彼らの活動は、こうして行ったイベントや行動により、それが芸術家否かという事を制度的に問いかけるものであり、作家と観客との関係性を問い直すものでもありました。
今回、ユミコチバアソシエイツでは展示を2期に分け、前期ではドキュメントフォト、後期では同時期に高松、赤瀬川、中西が制作した作品を展示致します。是非ともご高覧くださいませ。
Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku(ユミコチバアソシエイツ)
http://www.ycassociates.co.jp/
東京都新宿区西新宿 4-32-6 パークグレース新宿#206
tel:03-6276-6731