3年に1度、愛知県で開催される国内最大級の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2016」が、芸術監督に港 千尋氏を迎え、「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」をテーマに掲げ、8月11日(木・祝)に開幕します。
現代美術を基軸としながら、ダンスやオペラなどの舞台芸術を展開するほか、まちなかでのパフォーマンスや作品展示などにより、賑わいを創出。また幅広い層を対象とした普及・教育プログラムの実施や、県内での広域展開を図ることで、より多くの方々に現代芸術に触れていただけます。
主な特徴としては、国際展のキュレーターにダニエラ・カストロ(ブラジル)とゼイネップ・オズ(トルコ)を招聘。それによって、参加するアーティストの出身国・地域は拡大し、海外のアーティストの比率も増加しました。国際展では参加アーティストによる展示に加えて、「コラムプロジェクト」という小企画を展開。展示やレクチャー、ワークショップなど、さまざまな形式のプロジェクトを実施します。
10月7日から会期終了までの期間を「レインボーウィークス」と称し、パフォーミングアーツの公演を集中して開催。多様な演目を短期間でお楽しみいただけるようになりました。
そのほか、現代芸術に触れ、アートを体感できるさまざまなプログラムを展開。ビクトル・ダミコ考案の装置「アートティーチング・トイ」を設置した「ダミコルーム」や、自らのアート作品を制作できる「キャラヴァンファクトリー」を愛知芸術文化センター12階に設けます。
主な会場は、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(長者町会場、栄会場、名古屋駅会場)、豊橋市内のまちなか(PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場)、岡崎市内のまちなか(東岡崎駅会場、康生会場、六供会場)です。
参加アーティストは、味岡伸太郎、アブドラ・アル・サーディ、アローラ&カルサディーラ、ジョヴァンニ・アンセルモ、ルーカス・ブラロック、ノミン・ボルド、ケルスティン・ブレチュ、マリアナ・カスティーリョ・デバル、ニダル・シャメック、アリ・シェリ、カワヤン・デ・ギア、インジ・エヴィネル、ニコラス・ガラニン、ジェリー・グレッツィンガー、キオ・グリフィス、グリナラ・カスマリエワ&ムラトベック・ジュマリエフ、端聡、タロイ・ハヴィ二、久門剛史、今村文、石田尚志、イマン・アイッサ、シュレヤス・カルレ、勝又公仁彦、ハッサン・ハーン、小林耕平、ヴァルサン・クールマ・コッレリ、小杉武久、小山泰介+ 名和晃平、イグナス・クルングレヴィチュス、賴志盛、チャールズ・リム・イー・ヨン、ラウラ・リマ、刘韡(リウ・ウェイ)、マーク・マンダース、ヨルネル・マルティネス 、松原慈、アドリアナ・ミノリーティ、三田村光土里、ミヤギフトシ、ジョアン・モデ、オスカー・ムリーリョ、中村裕太、ウダム・チャン・グエン、西尾美也+403architecture [dajiba]、二藤建人、野村在、大巻伸嗣、岡部昌生、大木裕之、マチュー・ペルノ、ハリル・ラバー、マウロ・レスティフェ、ルアンルパ、ナターシャ・サドゥル・ハギギャン、佐々木愛、佐藤克久、佐藤翠、関口涼子、ハーバード大学感覚民族誌学ラボ、柴田眞理子、白川昌生、ソン・サンヒ、多田友充、田島秀彦、高橋士郎、竹川宣彰、田附勝、寺田就子、ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ、クリス・ワトソン、ディレク・ウィンチェスター、山田亘、山城知佳子、横田大輔ほか多数
オフィシャルウェブサイト:http://aichitriennale.jp/