この度メグミオギタギャラリーでは、ドイツが世界に誇る画家のミヒャエル・ゾーヴァの個展を開催します。
ミヒャエル・ゾーヴァは1945年にベルリンに生まれ、1992年、ヴィルヘルム・ブッシュ美術館でのグループ展「二つの世紀」での成功を機に画家としての本格的なキャリアをスタートさせました。
1995年に現代を的確に風刺した画家に与えられるオルフ・グルブランソン賞を受賞、1998年にはフランクフルトのオペラ座で『魔笛』の舞台美術を担当し、続く2001年にジャン・ピエール・ジュネ監督の映画『アメリ』で劇中に使われる絵とランプを制作したことでその知名度を確固たるものにしました。
1枚の絵の中にいくつもの次元が同居しているかのようなユーモラスな世界観と緻密な画風は世界中で熱狂的な人気を誇り、絵本の挿絵などを通し、日本にも多くの根強いファンを持ちます。
ミヒャエル・ゾーヴァは一旦完成したように見える絵や、過去に発表された原画であっても手直しをし続けていく作家です。挿絵など出版時そのままの原画であっても同じ作品が既に存在しないケースが多いことで知られています。
そのためコマーシャルギャラリーで原画が販売される事は殆どなく、日本で原画が販売されるのは今展が初めてとなる大変貴重な機会です。
今展では、夏、夜、秋の野原に佇む警備員を描いたミステリアスなゾーヴァらしい魅力の詰まった警備シリーズ三部作(50x40cm)に加え、最も人気の高い動物モチーフである「ウサギ」「クマ」が登場する2点の最新作を加えた合計5点の作品を出品します。是非ご期待下さい。
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