力強い凝視力で被写体に迫り、研ぎ澄まされた造形感覚で画面を構成する石元泰(いしもと やすひろ、1921年生まれ。1996年文化功労者)の個展です。
石元はサンフランシスコに生まれ、父の故郷である高知県に帰郷しますが、1939年に再びシカゴに渡り、バウハウスの教育理念を継承した「ニュー・バウハウス」で写真教育を受けました。1953年頃からは日米を行き来し、戦後日本の写真界に多大な影響を与え、1969年以降は日本を拠点として精力的な活動を展開しています。
代表的なシリーズに、「シカゴ」、「桂離宮」、「伊勢神宮」などがありますが、本展は高知県立美術館の協力を得て、膨大な作品のなかから約300点の作品を紹介します。
石元泰博
《桂》1954
高知県立美術館所蔵
石元泰博
《落ち葉》1986
高知県立美術館所蔵
石元泰博
《多重露光》
高知県立美術館所蔵
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8
TEL:029-227-8111