首の長い独特なフォルムの女性のイラストレーションで国内外のモード誌や広告で名を馳せ、その後はフィールドに囚われない創作を続けてきたエドツワキ。
国内ギャラリーでの10年ぶりの個展となる本展は、これまで馴れ親しんできたグラフィックの完成された美しさに対する、自身へのひとつのアンチテーゼでもあり、ひとつのタームへの序章ともいえるでしょう。
彼が一貫してテーマとしてきた「女性」。
「手に任せて描き続けた」とエドツワキが語る様々な女のかたち。
その数100点が制作されました。
墨と水性ペンシルのみで描かれた本作品は、偶然性が存分に活かされ、筆の赴くままに、即興的に女性像を浮かび上がらせています。
紙の上に生み出された彼女たちは、エレガントながら毒々しくもあり、清純さと禍々しさを孕み、あらゆる両極を内包しながら、美しさを放ち続ける女性性をありありと浮かび上がらせ、見る者を胎内回帰にも似た感覚へと誘います。
ぜひこの機会にご高覧ください。
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